姫路市の空き家、売るまでどう管理する? 遠方の家族が確認したい5つのこと
「姫路市の実家が空き家になっているけれど、遠方に住んでいて頻繁には帰れない」
「売却を考えているものの、買主が決まるまでの管理が心配」
「帰省したとき、何を確認しておけばいいのか分からない」
相続した実家や、住まなくなった家について、このようなお悩みはありませんか。
空き家は、売却を検討している間も、買主へ引き渡すまでの間も、状態を確認しながら管理することが大切です。
ただし、ご家族だけで何もかも対応しようとすると、時間や体力の負担が大きくなります。
今回は、姫路市に空き家をお持ちの方へ、確認したい5つのポイントと、遠方から無理なく管理を続けるための考え方をご紹介します。
売却予定の空き家も、管理が必要です
人が住んでいる家では、雨漏りや窓の破損などに気付きやすい一方、空き家では、異常が起きても発見が遅れることがあります。
庭木の枝や雑草、外壁の破損などは、敷地の外へ影響する場合もあります。
姫路市も、空き家の適切な管理は所有者等の責任で行うべきものとし、長期間の空き家化によって建物の傷みが進むと、売却や賃貸が難しくなることがあると案内しています。姫路市:姫路市空家等対策計画
「売る予定だから、そのままでよい」と考えず、引渡しまでの管理方法を決めておきましょう。
1.雨漏り・外壁・窓など、建物の変化を確認する
現地に行ったときは、まず安全な場所から建物の外観を確認します。
- 外壁に浮きや剥がれがないか
- 雨どいが外れたり、傾いたりしていないか
- 窓ガラスに割れがないか
- 塀や門扉に傾き、ぐらつきがないか
- 地面に屋根材や外壁材らしきものが落ちていないか
室内へ安全に入れる場合は、天井や壁に新しい染みがないか、床が濡れていないか、以前と違うにおいがしないかなども確認します。
気になる箇所は、日付とともに写真を残しておくと、前回からの変化を比べやすくなります。
ただし、見た目だけで原因や安全性を判断できるとは限りません。屋根に上る、傾いた塀に触れる、傷んだ床の上を歩くといった無理な確認は避け、必要な点検や修繕は専門業者へ相談しましょう。
室内の管理には、状況に応じた換気や排水設備の通水などもあります。国土交通省の管理資料でも、点検・換気・清掃などを定期的に行うことが示されています。国土交通省:空き家の適切な管理
水道を止めている場合や、漏水・設備の故障が疑われる場合は、むやみに使用せず、先に状態を確認してください。
2.庭木や雑草が、隣地や道路へ出ていないか確認する
庭木や雑草は、季節によって伸び方が変わります。
前回の帰省では気にならなかった場所も、次に訪れたときには、枝や草が大きく広がっていることがあります。
特に確認したいのは、次のような場所です。
- 隣地や道路にはみ出した枝
- 道路の見通しを妨げる植栽
- 門や玄関までの通路をふさぐ雑草
- 雨どいや排水まわりにたまった落ち葉
- 枯れ枝や、倒れそうな庭木
ご自身で行うのは、足元が安定し、安全に作業できる範囲にとどめましょう。
高木の剪定や脚立を使う作業、電線に近い枝の処理などは、専門業者への相談が適しています。
草刈りや剪定を依頼する際は、作業範囲に加えて、切った枝や草の回収・処分が料金に含まれるかも確認しておくと安心です。
3.郵便物・施錠・防犯を確認する
建物の傷みだけでなく、人が出入りしていない家ならではの管理も必要です。
現地を離れる前に、次の点を確認しましょう。
- 郵便受けに郵便物やチラシがたまっていないか
- 玄関・勝手口・窓が施錠されているか
- 物置や車庫の鍵は閉まっているか
- 敷地内に見覚えのない物や、ごみが置かれていないか
- 屋外に飛ばされやすい物が残っていないか
郵便物は、必要に応じて転送や送付先変更などの手続きを確認します。
また、家族や業者へ鍵を預ける場合は、「誰が何本持っているか」「どの目的で使用するか」を記録しておきましょう。
屋外の見つかりやすい場所に鍵を置いておく方法は避け、受渡しと保管の方法を決めておくことが大切です。
4.台風や大雨の後は、安全を確保して確認する
普段の見回りに加えて、台風や大雨、強風の後には、建物や敷地に変化がないか確認したいところです。
ただし、荒天の最中や、避難情報が出ている状況で、空き家を見に行く必要はありません。まずご自身の安全を優先してください。
天候や周辺の安全が落ち着いてから、次のような点を確認します。
- 屋根材や雨どいが落ちていないか
- 窓や外壁に破損がないか
- 庭木や塀が倒れたり、傾いたりしていないか
- 室内へ雨水が入った形跡がないか
- 敷地に水や土砂が流れ込んでいないか
遠方ですぐに帰れない場合は、事前に相談している管理業者などへ、確認が可能か問い合わせる方法もあります。
被害が見つかったときは、安全な位置から写真を残し、修繕業者や加入している保険の窓口へ相談しましょう。保険が使えるかどうかは、契約内容や被害の原因によって異なります。
5.家族で行うことと、外部へ依頼することを決める
空き家管理は、一人のご家族に負担が集中しないようにすることも大切です。
例えば、次のように役割を整理できます。
| 管理すること | 決めておきたい内容 |
|---|---|
| 定期的な見回り | 誰が確認するか、次回はいつか |
| 郵便物の整理 | 回収する人、必要な郵便の共有方法 |
| 草刈り・剪定 | 家族で行う範囲、業者へ頼む範囲 |
| 建物の不具合 | 誰へ連絡するか、見積もりを誰が確認するか |
| 費用の負担 | 誰が支払い、家族間でどう精算するか |
| 鍵の管理 | 保管者、受渡し方法、使用時の連絡 |
点検や補修に不安がある場合や、遠方からの管理が難しい場合には、国土交通省も管理業者や修繕業者の利用を検討するよう案内しています。国土交通省:空き家の適切な管理
依頼する際は、「管理一式」という言葉だけで判断せず、実際の作業内容を確認しましょう。
外観確認だけなのか、室内の換気も含むのか、草刈りや災害後の確認は別料金なのかなど、サービスによって範囲が異なります。
見回りは、どのくらいの頻度で行えばいい?
必要な頻度は、建物の状態、庭木の量、季節、周辺環境などによって変わります。
「年に何回なら大丈夫」と一律には決められません。まず現在の状態を確認し、次に確認する時期を決めることから始めましょう。
記録は、難しいものでなくても構いません。
- 確認した日
- 確認した人
- 気付いた変化と写真
- 対応が必要なこと
- 次回の確認予定
「異常なし」だけでなく、同じ場所を撮った写真があると、離れて暮らすご家族にも状況を共有しやすくなります。
売却を依頼したら、管理も任せられる?
ここは、売却前に確認しておきたいポイントです。
売却の仲介を依頼することと、定期的な空き家管理を依頼することは、同じではありません。
販売のための写真撮影や内覧対応を依頼していても、定期巡回、草刈り、郵便物の回収、台風後の点検などが当然に含まれるとは限りません。
不動産会社へ売却を相談する際は、あわせて次の内容を確認しておきましょう。
- 引渡しまで、誰が建物を管理するか
- 内覧時に使用する鍵をどう保管するか
- 管理業務を依頼できるか、費用はいくらか
- 不具合を発見した場合、誰へ連絡するか
- 販売中に建物の状態が変わった場合、どう情報を共有するか
雨漏りや破損などに気付いたときは、販売を担当する不動産会社にも伝え、買主へ説明する情報を更新することが大切です。
管理の負担も含めて、実家の今後を考えてみませんか
実家を保有し続けるか、売却するかを考えるときは、物件の価格だけでなく、管理にかかる時間や費用も判断材料になります。
帰省の交通費、庭木の手入れ、修繕、見回りを担うご家族の負担など、一度書き出してみると、今後の見通しを立てやすくなります。
「まだ売ると決めていないけれど、管理が大変になってきた」
「今の状態で売却できるのか知りたい」
「遠方なので、何から相談すればよいか分からない」
そのような段階からでも、ご相談いただけます。
株式会社もとまち不動産では、姫路市をはじめとする地域の不動産について、売却・買取のご相談を承っています。
まずは所在地と、空き家の状況、現在のお困りごとをお聞かせください。売却の見通しや、進める前に確認したいことを整理しながら、今後の選択肢を一緒に考えます。
査定だけ、相談だけでも構いません。管理の負担を感じ始めたら、まずはお気軽にご相談ください。
株式会社もとまち不動産
電話:079-241-8830
※本記事は一般的な管理の確認ポイントをまとめたものです。建物の安全性を判定するものではありません。傷みや危険が疑われる場合は、無理に立ち入らず専門業者へご相談ください。